C++の基礎

この章ではC++の基礎を解説します。

C++はC言語を拡張した言語で、C言語の上位互換言語です。
基本的な文法はほぼC言語と共通で、C言語的な書き方とC++的な書き方をひとつのコード内で混在させることも可能です。

C++はC言語をよりパワフルかつ柔軟にした言語です。
C言語と最も異なるのはクラスという機能を提供する点です。
これによりオブジェクト指向というプログラムの設計方法ができるようになっています。
(その分、より複雑になっています)

この章ではC++の機能を解説するので、C言語の知識が全くないという人は先にC言語から読んで、基本的な文法などはマスターしておいてください。
C言語と共通する機能、例えば関数の定義方法やif文などの制御構文の解説はしません。

ソースファイルの拡張子は「.cpp」にしてください。
「.c」はC言語のソースファイル用の拡張子で、これだとC++の機能が使用できません。