プログラミングに必要なもの

前3ページに渡ってプログラミング開始前の基礎的な知識は解説しました。
最後に、実際にプログラミングを行うに当たって必要となるものの説明をします。

パソコン

これはどんなものでも基本的に問題ありません。
性能は良いほうが良いですが、プログラミング自体には性能はそれほど要求されません。
当然ながら、3Dゲームなどのパソコン性能が要求されるようなソフトを開発するならばそれなりに高性能なパソコンが必要になります。

OSも基本的に種類を問いません。
ただし、たとえばC#はほぼWindows用の言語、Objective-CはほぼMac用の言語、といった分類はあります。
また、あまりに古いOSは使いたい統合開発環境が対応していない可能性もあります。

今では当たり前となっていますが、インターネット環境もあった方が良いでしょう。
開発に必要なソフトウェアのダウンロードや調べ物などでしょっちゅう利用します。

統合開発環境(もしくはコンパイラ)

最近は多くの場合で統合開発環境(IDE)というソフトウェアを開発する専用のソフトを用いてプログラミングを行います。
「統合開発環境」などと言うと難しいものに思えるかもしれませんが、むしろ初心者の人にこそ開発環境を利用したプログラミングをおすすめします

これは、例えば前ページで説明したコンパイルやリンクなどの作業をボタンひとつで全自動で行ってくれます。
開発環境を使わないでこれらを行おうとすると、コマンドプロンプト上の操作となり、初心者の人には難しく感じるでしょう

また、コードの補完やデバッグ機能、コーディング時点でのエラー検出、GUI開発補助などプログラミングの作業効率をアップさせる様々な便利機能が搭載されています。
無料で使える物も結構あるので使わない手はありません。
(上の説明の用語の意味が分からなくとも今は問題ありません)

統合開発環境を使わなくてもテキストエディタとコンパイラさえあればプログラミングは可能です。
小さなプログラムならそれでも構いませんが、特にこだわりがなければ統合開発環境の使用をおすすめします。

統合開発環境の種類

統合開発環境はOSごとにいくつかの種類が存在します。
ここでは特に無料で使用出来るものをいくつか紹介します。

Visual Studio Community

Microsoft製の統合開発環境。
有料製品である「Visual Studio Professional」相当の機能が無料で使用できます。
その代わりとして使用出来るユーザーに制限がありますが、これからプログラミングを始めようとしている人ならば問題なく使用が可能ですし、一定の条件下では商用ソフトの開発も可能です。
有料ソフト相当だけあって機能は十分です。

C、C++、C#,Visual Basicなどの開発が可能。
Windowsユーザーならこれが無難。

Eclipse

IBMが開発した統合開発環境。
主にJAVA開発用として使用されることが多く、このソフト自体もJAVAで書かれています。
そのため使用するにはJDK(JAVA開発に必要なプログラム)のインストールが必要ですが、必要となるものをひとまとめにしたパッケージがありますのでそれを利用するのがいいでしょう。

EclipseはOSを選ばずに使用することができます。
これはJAVAの特徴でもあるのですが、JAVAで書かれたプログラムはJREというJAVA実行環境さえあればOSを選ばずに実行出来るのです。
これは利点ですが、その分速度が若干犠牲になっています。
(C#も同様の問題があります)

Eclipseはプラグイン形式で機能を追加できるので、対応プログラミング言語も自由に拡張することができます。
おそらくほとんどの言語に対応できるでしょう。
自由度が高いですが裏を返せば自分でカスタマイズしなければならず、プラグインによって何らかの不具合が発生した場合には原因究明に手間が掛かります。

Xcode

Mac OS用の統合開発環境。
開発はApple。
Mac OSのほかiOS(iPhoneのOS)の開発用でもあります。

WindowsがVisual StudioならMacはXode、といったところでしょうか。
Apple製品の開発ならばこれが無難。

C、C++、Objective-C、JAVA等の開発が可能です。
swiftというMac専用とも言える言語が使用可能。
JAVAは最近のバージョンでは対応をやめた? (未確認)